GOBLIN.国分寺CAFE店にて先日開催されたイベント「朝ヨガ健康体操」。今回は主催者である榎本めぐみさんにお話を伺いました。
—榎本さんはヨガインストラクター以外にも、いろんな活動をされているんだとか。
基本的にはヨガメインで、たまに友人の飲食のお店のお手伝いですとか、マラソンをしています。とにかく今は働いて稼ぐということよりも、自分の「好きなこと」を本当に大事にしています。
—とても大切なことだけど、同時に難しいことでもありますよね。今回当店でのイベント開催が実現したのも、榎本さんの「好きなこと」へのアンテナが敏感だったからだろうなと思いました。
いつでもヨガのワークショップができる空間は探していますね。でも、ここまで広い場所での開催はないです。ここが一番理想的な空間ですね。
—ありがとうございます。そもそもが、お客さんとしてお店にご来店いただいたのが始まりでしたよね。
古くから馴染みのある国分寺に地元の野菜を使用した料理を出しているお店がオープンしたということで、じゃあ行ってみようと思い。
空間も窓が大きくて緑があって、ヨガをするには適した環境ですし、何と言っても決め手はお野菜ですかね。新鮮なものを体に取り入れるというのは良いことですし、体を動かした後に美味しい野菜でさらに元気になって帰ってもらえる。ワークショップをやるには、自分の理想にぴったりの場所でした。
<お出汁の試飲から>
参加者全員に配られた小さなコップの中にはお出汁が。鰹出汁に入っているイノシン酸は代謝を上げてくれるので体が温まり、血液循環が活性化されるそう。
さらに大切にしているのは、日本の伝統的な美味しいものを味わってもらいたいという思い。「粉末をお湯で溶くだけでもこんなに美味しいんだよって。ちょっとでも良いものをみなさんに知ってもらいたいです。」と榎本さん。
<ヨガ開始>
ウォーミングアップはじっくり丁寧にほぐしていきます。それから1時間かけて、立ったポーズ、座ったポーズと、ゆったりと進めます。
終始和やかな雰囲気。ヨガは不慣れな参加者さんも、榎本さんのゆったりとした声に導かれながら気持ち良さそう。
「ヨガというよりは健康体操という感じですかね。前半で交感神経を整えて、後半では副交感神経を。終盤に向けてリラックスしていきます。」
<ヨガの後は・・・>
なんと榎本さんの自家製味噌が登場。国分寺産のお野菜も付いてきました。塩分も入っているのでお味噌は運動後には最適で、夏バテに効果的なんだとか。
最後は参加者さんと榎本さん全員でランチ会。和やかにお話をしながら、国分寺野菜をふんだんに使用したサラダやスープを召し上がっていただきました。
—新たな取り組みとして、どのような展望を考えていらっしゃいますか?
このお店は主婦の方の憩いの場でもあるということですので、今後は平日の午前中など、お子様が学校に行っている時間帯での開催をしたいと考えています。
主婦の方だと、普段は運動ができない分肩が凝りやすかったり、腰痛があったりしますよね。例えば歯磨きをする感覚で、1日5分でいいからそういう時間を生活の中に取り入れていただくだけで体は変わります。普段の悩みを、わざわざマッサージに行かなくてもご自分でメンテナンスすることで改善できる、ということを伝えていきたいです。
—忙しい中でもコンパクトなワークショップだと参加しやすいかもしれませんね。
そうですね。それから、今回もお出汁でお世話になった亀戸の老舗のお味噌屋さん。そこの女将さんがもう84歳なんですけど、肌がとっても綺麗で。常に発酵食品を採り入れているから、とても生き生きしているんですよ。最近の和食離れの世間に、味噌の素晴らしさを伝えていきたいという女将さんの思いを、私もイベントを通じて広めていきたいです。
—今後の展開が楽しみですね。本日は素敵な時間をありがとうございました。