友人やママ友、職場の人や趣味の仲間とのホームパーティで人のお宅を訪ねるとき、お付き合いをしている彼の実家を訪ねるとき、欠かせないのが手土産です。
「パーティは好きだけど何を持っていこう……毎回同じものを持って行くわけにもいかないし。」と悩むことはありませんか?
できれば参加者のみんなに気に入ってもらいたい!今回はさまざまなシーンごとの手土産選びのポイントをご紹介します。
友達の自宅に女性だけで集まってホームパーティをするとき、手土産はどのように選べばいいのでしょうか?
「手土産は何でもいい」とホストに言われてしまうことがあるかもしれませんが、ホームパーティのメインはホストの料理。ホストの料理とかぶってしまった、なんて事態は避けたいですから、ホストが何を用意する予定なのか事前に確認しておきましょう。
ホストだけでなく他のゲストとかぶってしまうのも避けたいところ。何を用意するか参加者同士で打ち合わせをしておくか、ホストに役割分担を決めてもらいましょう。
前菜やおつまみ担当、チーズ担当、飲み物担当など大まかに決めておくだけでも十分ですが、料理のテイストも話しておけば、相性も考慮したセレクトができますよね。
役割分担は、ゲストが遠方から来るのか、あるいは平日に職場から直行するのかなどを基準に判断してあげると良いですよ。
手土産選びはパーティ後の気配りも忘れずに。持参した手土産が余ることも多いので、特に一人暮らしのおうちに集まる場合は、日持ちするものを選びましょう。翌日以降にホストが急いで食べる必要がなくなります。
もしくは、ゲストに持ち帰ってもらえるようにパックなどを用意しておくのも便利ですよ。
友人同士のホームパーティの手土産なら、予算は1,000~3,000円くらいがいいでしょう。せっかく持ち寄ったものをただお皿に移すだけというのは、ちょっと味気ないですよね。
元々盛り付けが可愛い料理を買うのも一つの手ですが、例えば一口サイズにスプーンの上に盛り付けてみるなどの工夫だけでも、ガラッと雰囲気が変わりますよ。せっかくの女子会ですから、料理の見た目も華やかにしちゃいましょう。
テーブルに並べるときには買ったお店のちょっとした情報を添えると、会話のきっかけにもなって盛り上がります。
上司や職場の人とホームパーティとなると、友達同士のホームパーティよりも少しかしこまってしまいますよね。手土産はどうやって選べばいいのでしょうか?
社風にもよりますが、手土産はいらないと言われても、そこはやはり持参したほうがよいことも。事前に聞けるのであれば、お酒、料理、デザートのうち何がいいかなどのリクエストを聞きましょう。
サプライズにしたいなら、上司の好み、上司の家族構成、子供がいるのであれば年齢などをさりげなくリサーチして喜ばれそうな手土産を選びましょう。日持ちするものであれば、ホームパーティで食べきれなくても、翌日以降に食べられるので喜ばれるはずですよ。
ホームパーティの主役はあくまでホストが用意してくれる料理なので、手土産は強く主張しないものを選びましょう。ホストの手をわずらわせないように、その場で食べられて、包丁を汚さずに準備できるものの方が喜ばれます。
アルコール類は手土産に選ばれやすいですが、中には上司のお子さんなど、お酒が飲めない人もいるかもしれません。お酒が飲めない人の事も考慮した手土産にすると、みんなからの好感度アップも期待できます。
また、一緒に行く参加者とかぶらないように、事前に何を持っていくかを話し合っておくとさらにベターです。
手土産の相場は友人同士のホームパーティよりも少し高くなる傾向があり、2,000~4,000円程度と考えておきましょう。
特にスイーツ系なら失敗が少ないので、地元で有名なお店のお菓子など、ちょっと良いものがおすすめです。高級チョコ、プチシュー、カステラなどが人気です。
パーティまで時間があるようであれば、通販でお取り寄せをしておくのも良いですね。用意する個数は参加人数+上司の家族+αの数を用意しておきましょう。
食べ物は十分用意されている、ということであればお花もおすすめです。そのまま飾れるカゴや箱入りのフラワーアレンジメントなら見た目も綺麗で、比較的長持ちしますよ。
彼氏の実家に初めてごあいさつに行くとき、失礼があったらいけないと思うと緊張しますよね。迷ってしまう手土産選び、どのように選べばいいのでしょうか?
すでに知っているかもしれませんが、まずは彼に実家の家族の人数を聞きましょう。何個入りの手土産を購入したらいいかを考えるときに参考になります。
甥や姪など小さな子どもがいるか、祖父母がいるかなども必要です。お年寄りや小さな子供がいるなら、あまりに硬いものや辛いものは適切とはいえません。子供からおじいちゃんおばあちゃんまで食べられるもの、もしくは子供には別で用意してあげましょう。
また、忘れちゃいけないのが、家族の好き嫌いやアレルギーについて。「これは食べられない」なんてことになったら、場の雰囲気も気まずい感じになってしまいますよね。
お土産の数は、彼氏の両親+同居の家族の人数+彼氏+自分の個数を基準に、ほんの少しだけ多めに持っていくようにしましょう。取り分けるときに落としてしまった、子供が落としてしまったなど、もしもの時を考えて準備しておきましょう。
お土産は自分の出身地の名物で、気軽につまめるものがおすすめです。彼の家族と会話が弾むきっかけになりますよ。地元でしか手に入らない珍しいお菓子類は印象にも残りますし、彼のご家族もきっと食べてみたいと思ってくれること間違いなしです。
渡す際は「つまらないものですが……」と言いたくなるかもしれませんが、変にへりくだりすぎるよりも「地元で評判のお菓子です。皆様で食べてください。」と一言添える方が好印象です。
手土産の気になる予算は3,000~5,000円程度です。高価すぎても気を遣わせてしまうので、自宅用には買わないけれど、少し高級なものというのが目安です。
選ぶポイントは以下の3つです。
①個包装であること。
切り分ける必要のある物は、手間をかけさせてしまうので、できるだけ避けて個包装のものを選びましょう。
②日持ちすること。
当日に食べきれない可能性もあるので、賞味期限が当日となるような生モノは避けたほうが無難かもしれません。もちろん、彼の家族の好物ということであればそういったものを選んでもOKです。
③常温保存できること。
冷蔵庫に入れておかなくてはいけないものも、先方に手間をかけさせてしまうので、簡単に保存できる常温可の食べ物がおすすめです。
迷った方は、洋菓子ならクッキーやバームクーヘン、ゼリー、和菓子なら羊羹やおせんべいなどは条件に合ったものが多いのでおすすめですよ。
手土産を彼の実家の近所で買うのは、新鮮味がないだけでなく、慌てて適当に選んだのかな?と思われる可能性があるので、前もって準備するようにしましょう。
お茶を手土産に選びたくなるかもしれませんが、地方によっては縁起の悪いものとして扱われることもあるので、手土産には避けておくのが無難です。
また、手作りの料理やお菓子は、そういったものを好まない人もいるので、初めての訪問時は避けておいた方がよいでしょう。2回、3回と回数を重ねて仲良くなった後は、手作りが喜ばれることもあるかもしれません。
ケースごとに手土産選びの基準は少し異なるので、ポイントを押さえて選びましょう。
しかし、最終的には気持ちが大事。心遣いの有無は自然と伝わってしまいますから、相手の事を想って「是非食べてほしい」と心からおすすめする気持ちを忘れずに。そのほうが、渡すほうも受け取るほうも嬉しいですし、会話も弾みます。
是非楽しいホームパーティにしてくださいね。